バングラデシュ 犠牲祭の由来2
11月8日 バングラデシュ Eid-ul-Azha (イドウル アズハ)の由来とは2?
最初に牛達の命を絶つ役目も当初は家長に限られていたが
私が見たアパートでの儀式では、家長は大声で指図を与えているだけで
実際は別の専門家らしき人が取り仕切っていた。
ちなみにこの日程は同じく他のイスラム圏でも年中行事と成っている。
ラマダン(断食期)の最後の日から数えて70日後、そして生贄を捧げた日から
13日間は休んで祝う事になっているようだ
どうりで私アパートの周辺の住人も皆どこかに行ったり、家から出てこなかったりと
本当にすべてがストップしているように感じるここ2日である。
アパート付近もかろうじて角に有る小店や茶店は開いているが
商品はほとんど供給が切れており、茶店などはいつもは沢山用意してある
バナナやパン類は一切置かれていない状態だった。
ダッカ市内方面の状況を確認するとメインロードにはスムーズに流れるタクシーや
バスは運行していたがリキシャとCNGは極端に少ない状況で
その代わり少し大きめの荷物バッグを提げた人々で溢れており
多分昨日肉をゲットしたものをお土産替わりに故郷に帰るのだろうと思われる
そのすぐ横の道路では昨日の血のりと洗い流した後に撒いた
白色の消毒粉が目に付いていた。
イスラム圏のすべての領域で行われるこの犠牲祭と言うお祭りは
アッラーに自分の忠誠心と貧しい人への分配の精神を養う為の行事
だったのである。
慣れない日本人の私からみるといかにも残酷で野蛮な印象を受けたが
当地の人々から言わせると、皆日本人の様に家畜が犠牲にされるのは
可哀想…などとは言わない
『食べられる為に生まれてきた家畜は食べてやらねば可哀想だ』と言う
文化のみならず考え方そのものが日本人とは違うと言う事を
まず念頭に置いて理解を深めて行きたい。
㈱ わんピース プロダクトマネージャー 小山
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