バングラデシュ 我が家にプリンターがやって来た1
11月23日 バングラデシュ
我が家にプリンターがやって来た1! 当地の事務処理事情
バングラデシュでのオフィスワークはかつて発展途上だった中国に良く似ている。
日本では当たり前に取りそろった各種事務機器が公共機関にも私企業にもあまり
浸透しておらず一部専門業者に依託すると言う形で事務処理を行っている。
日本では大正時代、中国では1980年代に遡ったそのままの状態がここバングラデシュ
では日常的に市民の間で展開されていると言っても過言ではない。
たとえば、職場で必要な書類や外部に向けての必要書類を印刷するとしよう
そんな場合ここバングラでは
まず、原案をノートに書き出してから、それを市内のいたるところに有る
オフィスワーカーショップに持ち込まなければならない
そしてその店のスタッフと共に修正ほかその他の書式を一緒に考えながら作り上げていく
と言う具合である。
仕事探しの為の履歴書作り、デジタルカメラのピクチャーデーター印刷、提出用報告書
会社の通達書、求人広告等あらゆる事務処理がこれら外部のショップで行われている。
まだまだ通常書類のコピーやスキャナやデーターファイルの印刷もそれらのショップに
持ち込まないと自社では完成出来ないと言うところが多いようである。
街のこのようなショップの繁盛具合から見ても外資系の超優良企業以外は
概ね同様の状況のようだ。
先日報告させていただいた記事の中でダッカ市の郵便局本局の
国際集配センターにたった一台のコンピューターしかなく、作業はすべてアナログ方式
で行われていると言う事を取り上げたが、ビジネススタイルでバッチリ決めた紳士や
学生達やお嬢さん達がショップの店員に色々相談しながら、書類を作っているところから
すると、どうやらその他の公共機関も民間の会社と同様に社会全体がこの方式に
依存しているようでいまだに事務機器の個人所有すると言う人は少ないと言える。
地元の人々はこのようなオフィスワークショップの事を単にプリントショップと
呼んでいる。
㈱ わんピース プロダクトマネージャー 小山
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