バングラデシュ人の人間らしさ
バングラデシュと日本を行き来していると、2国間での比較をしている。
もちろん経済大国の日本と最貧国のバングラデシュを比較すると違いは多く出てくるのだが、
最近私が個人的に感じているのは「人間らしさ」である。
ビジネスで関わり、生活する中で関わり、単純にアパレルの仕入れだけではなく、この用な考えも仕入れることが出来る。
バングラデシュに行ってから分かる日本人の素晴らしさとしては
1.日本人の他人に対する敬意と言葉の表現
日本人はお礼を言い、お礼を言われた方もお礼に対するお礼を言うが、バングラデシュ人はあまり「ありがとう」という言葉をあまり使わない。
2.日本人のサービス精神
相手を思いやる気持ちがあるから、お客様を思いやる気持ちがあるからこそ、新たな物やサービスが生まれる。
バングラデシュ人は自分第一主義である。相手を思いやる気持ちが圧倒的に日本よりも低い
バングラデシュ産の電化製品や自動車などバングラデシュの製品が無いことも上記のような事であると考えられる。
しかし、日本はいつからこのような国になったのか。
戦後の経済発展の途中段階でもそうだったであろうか。
バングラデシュで仕事をしていると納期を守らない、支払いの期限を先延ばすなど、日本ではダメとされていることが一般的である。
人のせいにしたり、人を裏切ったりなどの話がそこらじゅうで繰り広げられている。
例えばバングラデシュのタクシーは交渉制である。
目的地を運転手に告げて、運転手と値段を交渉する。
しかし、例のごとく渋滞、運転手の勘違いで迷ったことでのタイムロスなど問題は様々。
借りに目的地まで300TKで交渉済だったとしても、目的地到着後、その都度「運転手は渋滞だったんだから350TKだ」、「あなたが道を知らないから迷ったんだ」などの理由をつけて値段をあげようとしてくる。
迷った時はその辺の人に道を訪ねで目的地へ向かう。尋ねられた人も間違えている場合も多いが、親切に教える。
しかし、運転手はお礼を言わない。
町中クラクションが鳴り響き、車線などを気にせず我先に的な運転がさらに渋滞を生んでいる。
同じ人間なのにぜんぜん違う。
しかし、バングラデシュには今の日本では考えられない活気がある。
これは経済が成長している為、非効率ながらに多くの人が動き、経済というモーターを回しているからだろう。
決して日本の用に効率的で大きなモーターを回している訳ではないが、小さいモーターを非効率ながら一生懸命回しているからではないだろうか。
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