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バングラデシュでの検品

2012年11月2日

バングラデシュでアパレルの仕入れをして2年

今まで、今でも日本では考えられない様々な問題に直面し、乗り越えてきた。

 

欧米を中心とした考え方を持っているバングラデシュの工場であるが、日本企業が苦戦する理由は大きく分けて3つである。
1.品質
2.納期
3. ロット

 

今回お伝えしたいのは品質である。

弊社も今まで様々な問題が起こり、中にはお客様にご迷惑をおかけしたことも経験している。

バングラデシュにて日本の品質を保つためにしなくてはいけない事とは、

・日本に入る商品を日本品質にする。

そのためには、日本品質の製品以外送らない。
(日系検品会社での検品)

そのためには、日本品質の製品以外作らない。
(現地、スタッフの配置及び工場指導)

そのためには、日本品質を伝える。
そのためには、日本品質を伝えられるスタッフを置く。
伝えられた日本品質を 素直に遂行する工場と付き合う。

 

検品には大きく分けて2種類ある。

1つが出張検品という検品スタイルで、バングラデシュでメジャーな検品方法である。
出張検品とは検品のQCが工場に出張に行って、検品するスタイルである。

出張検品のメリット
工場は待っているだけでいいため、問題の商品もその場で修正可能
検品費用が安い。

出張検品のデメリット
工場では明るさが足りていないところが多いため、検品の質が下がる。
検品後の問題が起こる可能性がある。

 

もう1つがセンター検品である。
バングラデシュでは一般的ではないが、日本製品では一般的な検品方法である。
しかし、バングラデシュの多くの工場はロスが発見される為、嫌う工場が多い。

センター検品のメリット
製品の品質不良率が圧倒的に改善される。

出張検品のデメリット
検品費用が高い。
センターに持ち込む手間がかかるため、時間に余裕が必要

 

弊社ではバングラデシュでセンター検品を行い、品質の維持に努めている。
バングラデシュの魅力であるレイバーコストや関税のコストを品質に当てることで価値を高めることが弊社として優先している。

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