久しぶりのバングラデシュへの出張
2022年4月15日
コロナが発生してバングラデシュの渡航をストップしていた。
現地には常に1人または2人の日本人が出張ベースで滞在していたが、コロナによる現地でのアライバルビザの発行禁止や日本帰国時のホテル隔離などがあり出張を控えていた。
2年2ヶ月ぶりにバングラデシュに行ったのは、コロナになってからロックダウンやガス不足など事業への影響が大きく、何とかしなければという点から出張を決めた。
飛行機も減便となっており、価格は高くなっており、東京からの往復という点も不便になっている。
バングラデシュでの大きな変化はなく、高速道路が通っていることや以前に比べて物価が多少上がっている程度。
しかし、原料や物流コスト、為替や人件費など肝心な製品の価格はかなり高騰していた。
分かってはいたが、実際に原価が上がるというのを目の当たりにすると、やはり辛い。
製造メーカーとしてはかなりの痛手だ。
デニムもTシャツもニットも全て今までにないような値上がりである。
しかし、2年前に計画されて一部工事も始まっていた高速道路が完成間近だったことなどは今の現状を打破する一手になる可能性があると思い唯一のポジティブな感覚を得られた。
帰国の際、日本の水際対策に驚愕した。
コロナを抑止するために多くの人を特別に採用し、全ての搭乗者に抗原検査とアプリのダウンロードをさせて、入国するまでに通常よりも2時間程度多く要した。
コロナを理由にお金を流通させて、コロナを理由に経済をストップさせて、需要と供給がアンバランスになり世界中でインフレが発生している。
各国で対応は違い、欧米が経済を優先させる中、日本はやはり高齢者に向けた政治的判断をしているというのを実感した。
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