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バングラデシュの経済成長予測

2011年6月21日

バングラデシュのジェトロが発表した情報によると、2010~11年度(10年7月〜11年6月)のGDP成長率をバングラデシュ政府やアジア開発銀行などは5.5%〜6.7%と予測している。

バングラデシュの経済予測の幅は大きいが、好調に成長を続ける内需を背景に、前年度成長率の実績値6.0%と比べておおむね堅調な成長が見込まれている。

一方で縫製品の輸出や海外出稼ぎ送金に過度に依存する体制、いわゆる経済基盤、都心部を中心に現地物価や労働賃金の上昇、電力・ガス不足などヴバングラデシュの構造的な課題は大きく、短期的に大きく変化することは考えにくい。

そのため、中長期的な経済成長に向けた政策の策定、実施が期待される。

 

バングラデシュを見に行っていると、現在の縫製工場のトレンドとして、海外から仕入れを目的としたバイヤーや進出を目的とした企業などの流入は増えてきているが、これもあくまで現状、バングラデシュが最も得意とするほう製品の輸出であるため、新たな外貨獲得策とは言えない。

 

個人的には、まずはバングラデシュ政府の取り組み姿勢を変更することが大切であると感じている。

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