バングラデシュ ラマダン
8月10日よりバングラデシュに3ヶ月の出張に来ている。
今回のビジネスの目的は約15型の自社企画のデニムサンプルを作成することである。
9月26日～30日まで弊社で開催する小規模な展示会で今回作成するデニムを使用するため、1ヶ月以内に約15型のデニムサンプルを作成する必要がある。
しかし、現在バングラデシュではラマダンというイスラム教特有の祭事が行われている。
そもそも、ラマダンとはイスラム暦に従って約１ヶ月、その月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の義務の一つ「断食（サウム）」として、飲食を絶つことが行われる祭事を指す。
その期間と言うのが何と今年は8月１日から８月２９日までの約一ヶ月なので、私達の出張日程と真っ向からぶつかってしまった訳である。
バングラデシュは人口約１億7,000万人、そのうちの約60％がイスラム教徒と言われている。
現在バングラデシュでは他のイスラム国と同じように1年でもっとも大きなイスラム教のイベントが待ち受けている。
日本でいうところの正月や欧米でいうところのクリスマスのように、バングラデシュで一年でもっとも大きな祭事となっている。
先日工場のでの商談を終え、経営者御夫婦に夕食誘われた際もまともに、この祭事にぶつかってしまった。
イスラム教とは関係の浅い私達もバングラデシュの国を挙げたこの祭事に敬意を表して、ごはん前のワンちゃんよろしく運ばれてきた料理を前にして『待て！』の姿勢でキチンと
待った上で、解除のコーラン放送後、ようやく晩餐に有り付けた。
ところが、同じ店に来ていたユーロ圏の男性は、そんなこの国の祭事とは無縁の如く、店内でただ一人早々と食事を貪っていた。まさにGoing My Wayの世界をかいま見た気がしたバングラデシュ ラマダン Todayだった。
株式会社わんピース
プロダクトマネーシャー 小山
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