バングラデシュ都市情報
2011年8月31日
8月31日 バングラデシュの今夜は日本で言う大晦日の様な賑わいの夜だった。
数百万人のイスラム教徒が、断食月ラマダン明けの祭り「イード・アル・フィトル」を祝った。明日9月1日はダッカ(Dhaka)にある同国最大のBaitul Mukarramモスクで、朝の特別礼拝に参加すると言う一年の中でも最も大切な一夜である。
わが社わんピースと協力関係にある工場オーナーが私達の食事を心配して
自宅に招待してくれたので、当社社長が用意した赤ワインを下げて、おじゃまする事にした。
社長家族との団欒の中で晩餐を終えた後、お姉さん夫婦の家に
一緒に行きませんか?とのお誘いを受けたので、オーナー運転の車で20分程
市街を走ったが、道路脇のすべての店は閉まっており、唯一
スイーツの店と街灯だけが、人々の熱気を象徴するかの様に煌々と
輝いていた。
そんな中で人々はラマダン明けの新月を眺める為か新月を前に最後の一夜を
戸外に出て涼を楽しむ為か、思い思いにここ一番の衣装に身を包み
街に繰り出していた。リキシャの値段も普段の倍以上だと言う。
出張以来、9月末に行う大阪本社でのデニム製品の展示会用サンプルの完成に向けて2つの協力工場をあわただしく行き来していたが
今夜ばかりは私達二人もオーナー夫妻の暖かいもてなしの中で、この地の人達と共にラマダン明けの新月に敬意を示しつつ夜を過ごした。
㈱わんピース
プロダクトメネージャー 小山
Posted in わんピース ビジネスレポート |