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バングラデシュ 今の現状

2011年9月4日

バングラデシュの首都ダッカでのラマダン明け大型連休の最中  今日9月4日

私達は日本への出荷が有ったので協力工場2社の間を往復した。

ダッカ市内には人、リキシャ、車が溢れ、あちこちでまるで日本の首都高速のラッシュ時の様な状況が展開されていた。

更に市内のいたる所で高層ビル建設が行われており、スコール後の砂塵と共に

私たちの顔やのどを容赦なく襲ってきた。

世界からはネクスト11の一国として今後の急速な発展が望まれているが

現地での実感からすると、まだまだ基本インフラが整備不十分の様である。

突発的にほぼ毎日の様に発生する断水、停電、交通大渋滞、メイン道路を踏めた未整備等等これからバングラデシュ政府の担うべき役割は大きいものが有る。

更には、現在の発展の仕方にかなりの偏りも感じる。

かつての中国では、目覚しい発展途中の上海でさえ或る一角だけでのみ

スラム街とビル建設が隣り合わせの状況は見られたが、ここバングラデシュダッカでは

ほぼ全域で開発され近代ビルのが立ち並ぶ中、全く手付かずでスラム街とみまがう様な未開発の地域が、まるでジグソーパズルの様に入り乱れていた。

何か終戦後の日本の復興時を彷彿とさせるものがある。

裕福そうなで肥え太とったその身体を豪華な衣服で着飾った女性やホワイトカラーのバリバリビジネスマンが歩いているそのすぐ横では、はだしで物乞いをしてさまよっている赤ちゃんを抱いた女性や大人と同じように仕事に懸命な子供達が生活の糧を求めて彷徨っている。

発展途上とは言え、人口が圧倒的に過密な国で有り、ついこのあいだまでは世界の最貧国と言われていた国の姿が今まさに私たちの目の前で展開している現実である。

㈱わんピース

プロダクトマネージャー  小山

 

 

 

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