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バングラデシュ ファッション開放の日

2011年9月20日

ここバングラデシュも日一日と朝夕が涼しく成ってきており確実に真夏が過ぎ去ろうとしている。それとあわせて、街行く人々のファッションにも幾分変化が見られるようになった。

バングラデシュの大人社会では男性ではまれにカッターシャツにズボンあるいはTシャツにGパンと言う姿を見かけるが、まだまだ巻きスカートみたいなルンギと呼ばれる服を身に着けている人が多い、この服はベンガル人のラフな男性用の服で、リキシャの人とかよくはいている。

もう一種類有るのがイスラムの正装で、だぼっとした服のパンジャビ。帽子とセットに成っている

一方女性の方は、ほとんどがイスラム教圏でよく見るサリーと言う伝統衣装で有る。

聞くところによるとこの一枚布で出来たサリーと言う服は主に既婚の女性が身にまとう物で

未婚の女性の場合はサロワ・カミューズと呼ばれる上着(カミューズ)とズボン(サロワ)に分かれた民族衣装を身に着けていると言う事である。

私の住んでいる街はダッカの中でも比較的にローカル的な下町とでも言えるような立地なので、女性のファッションの解放にはまだ程遠い様だ。

先日ダッカの中心街に出かけた時などはTシャツのGパンの若い女性を何人か見かけたが

ここ下町ではあまり見た事が無い。

ところが、一旦子供となるとその伝統もかなり揺らぎはじめているようで、普通の国の

子供達の衣装と大差が無い、もちろん、デザインやファッション性を追及できるレベルではないが、一応伝統からのゆるやかな開放を見る事が出来る。

そして、この街でもかなり目に付くのが学生達の制服である。

小学生から大学生まで、地域や学校によって違いが有るようで、結構なバリエーション

を見る事が出来る。さらには、小型の自転車式幌馬車の様なスクールバスも良く見かける。

もちろんそれらの制服はにほんで見るようなチェックのミニスカートなどと言うものには

程遠く、イスラム服のアレンジ版とでも言う様な制服である。

ちなみにポリスマンの制服はこの国の国旗の一色をあしらったのであろうか、ダークグリーン

とサックスのツートンカラーで消防マンはオレンジとグレーの迷彩服だった。

先日休日の日にバスで移動している際に、大学生がなにやら街頭インタビューの様な事を

いくつかの小団体に分かれてやっていたが全員が黄色のTシャツにGパンだった。

ここバングラデシュではイスラムの伝統服や風習がまだまだ色濃く残っているが

若い世代では確実にファッションの自由化が始まっている様である。

いつの日かわが社わんピースが生産したデニムショートパンツやスカートを見かける日を

心待ちにして願って止まない。

㈱わんピース  プロダクトマネージャー  小山

 

 

 

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