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バングラデシュ セレンディビティ

2011年9月30日

セレンディピティ(英: serendipity

ここのところ私はこんな一つの言葉が頭からまとわりついて離れない。

この言葉の意味は

何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」を指す。

平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことである

バングラデシュに来てみて、目の当たりにするこの地の発展、そしてその影にかくれている

庶民の悲惨な生活と経済混乱

毎日カルチャーショックの連続が続いているが、そんな悲惨な生活の只中に有る

この地の貧しい人々を良く見ていると、決して暗い顔をしていない。

少年や赤ん坊を抱いた裸足の母親が物乞いをしている姿は至るところで見る事が出来る。

そしてその同じ場所できれいな制服を着た通学中の学童の横で、大人たちに混じって懸命に働いている少年少女も居る。

しかし、この地の私から見るとけっして恵まれないと思える働く少年達が、自分よりもっと

悲惨な物乞いの人々にわずかでは有るが施しをしているところを何回も見た。

日本や先進国で子供が他者に施しをするだろうか?しかも相手は大人なのにである。

だから私は時々思うのである

この国の人々は本当に貧しい暮らしを強いられている!

でも本当に、本当に貧しいのだろうか

そんな事を考えているとき決まって、最初に紹介したこの言葉《セレンディピティ》が

頭に浮かんでくる。理由をはっきりと説明する事は出来ないが

此処で私は人が生きていく上でとっても貴重な、何かを発見したような気がしているのである。

ここで見ている色んな事が、おそらく今後の私の人生にとって、自分自身も含め

じっくりと見直すいい機会になるだろうと思っている。

是非心の支えとして生きて生きたい。

㈱わんピース プロダクトマネージャー  小山

 

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