バングラデシュ 犠牲祭いよいよ本番の日1
11月7日 バングラデシュ いよいよ本番の日1 Eid-ul-Azha
バングラデシュに帰還した4日に空港からアパートに向かうみちすがら
何故か牛やヤギを引き連れた姿がやたらに多く目に付いた。
その夜我がアパートの駐車場にも数匹のヤギと牛が運び込まれており
夜通し泣き続けて同じような夜が続いた後、当日の朝を迎えた。
朝のアパート近辺では近くにモスリムが有るからだろうか
7時位から路地一杯に信者が並んでお祈りを開始した。
アパートのほん前も信者達が一列に並んでお祈りが繰り広げられていた。
30分ほど続いた後、いよいよ街のあちこちで牛の殺戮が始まった。
もちろんわがアパートの駐車場でも牛の殺戮が行われ
数人がかりで首と四足を押さえつけて、仰向けにして紐で縛り上げ
首から包丁を下ろし解体開始。
その後足から皮を剥ぎ取って行き胴体のかわはぎを終え大体2時間くらい
ですべての解体処理が終ってしまった。
ヤギの方は牛に比べるとはるかに早く、あっと言う間に終ってしまった。
これがバングラデシュのレザーになるかと思うと仕方ないとも思えます。
なんと私たちの部屋から階下駐車場で行われているその解体の様子が丸見なのである。
犠牲祭に当たっての儀式のようなものは無く、朝のお祈りがその
役目を果たしているようであった。
アパートの解体風景の観察の傍ら
おそるおそるメインロードに出て周囲を観察したが、その光景はメインロードが
すべて牛の血で覆われる凄惨なものだった。
私達がよく利用するKFCまがいの店ヤミヤミというバングラデシュのファーストフード店の前も牛の血と糞尿で凄惨な
状況が展開していた。
アパート付近のビルの駐車場と言う駐車場では同じように解体が行われていたし
路上でもいたるところで、まるでこの解体を自慢するかの様ににぎやかに行われていた。
昼過ぎにはアパート前の道路は雨も降っていないのにまるでスコールの
後のようにズブ濡れ状態で、歩く足先が軽く5cmほど水につかる程だった。
殺された牛やヤギ達の大量の血と糞尿を流す為だろう。
夕方アパートのベランダから下を眺めると行き交う人ほぼ全員が
大小のビニール袋に肉を入れて持ち帰っていた。
子供達も同様に小さいながらも一塊の肉を手にして喜んでいた。
㈱わんピース プロダクトマネージャー 小山
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