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バングラデシュ 犠牲祭の由来1

2011年11月8日

11月8日  バングラデシュ Eid-ul-Azha (イドウル アズハ)の由来とは1?

バングラデシュのイスラム教信者達がこぞって牛殺しをして

犠牲祭とするこの儀式とはいったい何なのか、素朴な疑問が残る。

 

日本に十数年住んで現在は我がデニムの協力工場の大家でも有り、複数の企業

を経営するオーナーでも有るカビル氏に聞いてみた。

それによると、

 

その昔子宝に恵まれなかったエイブラハムは、やっと息子イシマエルを授かった

そしてその子が可愛い少年になった時に、絶対神アッラーは彼の信仰心

と忠誠心を試す為に

『自分の一番愛している物を生贄に捧げなさい』と命じた。

エイブラハムが本当に愛していたのは、妻でありたった一人の子供イシマエルだったが

彼の忠誠心に嫉妬をしていた悪魔の囁きによって飼っていた家畜を生贄に捧げようとした

 

その意思を知ったアッラーが、お前の本当に愛しているものは家畜なのかと

再び問いかけたので、エイブラハムは今度こそ悪魔の声を断ち切って苦悩の中にも

本当に自分の一番愛する一人息子のイシマエルを泣く泣く殺して神に捧げようとした

一方殺されると分かった、イシマエルは自分の父の優しい心と父の行く信仰の路

の尊さを知っていたので父に向かって

『あなたはとても優しい人なので、私の目を見るときっとためらうでしょう』

『お父さん私を殺す時は目をつむって一息に殺してください

ためらう必要は何も有りません。自分の信仰の路を成し遂げて下さい』

と言って父の行為を理解し即そうとした、その時

アッラーはこの親子の誠実で勇気有る信仰心に感心し

『お前の忠誠心は充分分かった』『もう息子を殺す必要は無い』

『替りにお前がその次に大事にしているヤギを殺して忠誠心を示しなさい』

これによりイシマエルは助命され神の指示により以後は牛やヤギで代用されるように

なったと言う。

この儀式が始まった当初は、一年間愛情を込めて育てた牛やヤギを忠誠心の証として

捧げていたが、時代を経たいまでは、それも儀式化し、養牛をお金で買って

儀式を行っていると言う事だった。

 

最初の崇高な精神が今ではただの形式だけになっているのは

寂しいものです。とカビル氏は寂しげに語っていた。

 

㈱わんピース プロダクトマネージャー 小山

 

 

 

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