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バングラデシュ 我が家にプリンターがやって来た3

2011年11月25日

11月25日  バングラデシュ

我が家にプリンターがやって来た3! 喜びの瞬間!!!

 

ビジネスの非効率さ、仕事の作業効率など、弊社のオフィスは整っていなかった。

そこで、私たちの事務処理の要する現地での悪戦苦闘を察してくれたわが社の社長が

見るに見かねて一台のプリンターを買ってくれる事に成った。

8月に着任して5ヶ月目にしてようやく我がアパートにも最新機器が

やってくる事に成ったわけだ。

早速市内の有名電子機器専門店に出かけ、数種類のプリンターを選定したが

結局こちらで一番大手で圧倒的に有名なキャノンのプリンターを購入する事にした。

日本円で15000円程の同機種が何と5800TKと約半額で手に入れる事が出来た。

ところが付属販売のカートリッジがやけに高い。

日本で買う値段とさして変わらないどころかじゃっかん高めだった

印刷用紙の方は一般品質のもので200枚    185TK

フォト用紙A4版中国製20枚  200TK

ちなみにTKと日本円の差は微差なので、どうしてもカートリッジの高値感は否めない。

と言う事は初期費用は安いがランニングコストが高くつくと言う事に成る。

 

日本のオフィスではどんな小さな会社事務所でもプリンターの一台くらいは

置かれているし我が家にもCPとプリンターくらいは所持しているが

ここバングラでは、よほどの人でないと自分でプリンターを操作する事など無い。

 

その為、わが社の現地社員A君などもプリンターの操作はおろか

セッティングなどもまったく経験が無く、生まれて始めての今回の経験に

購入前からおおはしゃぎでまるで私が小さい時に我が家にテレビが始めてきた時の感動を彷彿とさせるような

そんな異常なA君の喜びようで有った。

 

英語文字でのドライバのインストール作業も二人の共同作業でこなし

やっとすべてのセッティングを終え目の前でカタカタと小気味良い音を立てながら

コンピューターの中のデーターが文字と成って出てきた時には

かく言う私も心の中では、大昔に経験した我が家の状況が再びやって来るような

興奮を覚えたものである。

ショップのプリンターよりも一枚当たりの所要時間が早い事にちょっぴり

優越感を感じてしまったくらいだ。

 

そしてA君のあまりの喜びように、すこし意地悪をしてみたい気分に成った私は

彼が始めて見るわが社の印刷物に選んであげたのが彼の日本仕様の職務規定

この印刷物はまさに彼の現地職員としての職務を規定する現地マネージャーとしての

職責や任務内容を規定した職務分掌だった。

 

一文字一文字づつゆっくりと、そしてはっきりとしてくる社長に英訳してもらった

その文面を見ている内に嬉々とした紅潮した顔から、次第に真剣な青ざめた表情に

変化していった様は一度皆さんにもお見せしたい姿だった。

 

ちょっとおふざけが過ぎたので、今度は彼の一番お気に入りの写真を印刷して

不安な気持ちをやわらげて上げる事にした。

不安げな彼の顔に又再びとびっきりの笑顔がもどったのは言うまでも無い。

 

これでわが社の事務所の情報化も一歩進み、コピー、データー印刷、スキャニング等

日本の会社では当たり前の事が実現の運びと成った。

協力工場との関係強化もこの様に一段一段と成功への階段を上り続けて行きたいものだ。

 

㈱ わんピース  プロダクトマネージャー 小山

 

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