バングラデシュ 通貨事情3 お金は回る
12月22日 バングラデシュ 通貨事情3 お金は回る
先日の12月15日、日本円とのバングラデシュのTKのレートが、とうとうほぼ同じにまで
あがってしまったのでバングラでの1TKは日本円の1円と等価に成ってしまった。
こちらで生活する日本人としては、誠に有りがたい次第である。
日本では成人男性の散髪代が約3000円ほどするのに、ここバングラではわずかの
40TK およそ日本の1.3%
そして
日本ではすでに誰からも相手にされない2円(2TK)や1円(1TK)がここバングラでは
日常の生活の中で頻繁に使われている。
ちなみに先日早朝の買い物の内容をご紹介すると
たまご 5個(25TK) エネルギードリンク 5本(125TK) ジャガイモ500g (18TK)
遊び心ですべて注文数量を5でまとめてみた。
支払ったお金500TKに対しこの買い物で所要したお金は、しめてたったの168TK
なんと332TKもの御釣を受け取った事に成る。
バングラデシュのお金の特徴は紙幣の種類の多さと、かなりの旧版が同時に
流通しているのでとんでも無く汚い事である。
まるで紙くず同然様なクシャクシャの紙幣をおつりとして受け取る事が有る。
ましてや我々日本人にとっては非常になじみのうすい通貨なので
先日報告させていただいた様な10TKと100TKを間違って使ってしまう事も頻繁に発生する
おまけにこちらの人々は紙幣に傷をつける事など平気な様で
先日少しまとまったお金を両替した際も市内の数箇所にある私営両替商で受け取った
500TK札や1000TKのお札には何のためらいも無く、紙幣を束ねる為に糸の縫込み
が施して有る。聞くところによると正規銀行も同様の様である。
こう言う事情だからして、バングラのお金には、大きな穴が開いている。
日本では見向きもされない2TKなどの小銭も、くしゃくしゃに成るまで使い回されて
自分の手元に渡ってきた事を考えると、いったいこの2TK紙幣が
どんな人々に?、どんなところで?どんな使い方をされながら
バングラの人々の手を経て私の元まで来たのだろう…と
考えさせられてしまう。
㈱ わんピース プロダクトマネージャー 小山
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