バングラデシュへの帰還3
バングラデシュへの帰還 2011年11月 つかの間の休暇と驚きの初体験3
11月6日
日本からダッカまでの帰還の旅で出会った人生初めての経験のもうひとつは
香港国際空港で目にした世界中の国の人々が空港ロビーを行きかう様子と
それぞれが実にお国柄そのままの待ち時間のすごし方を目にした事である。
アジア系 アラブ系 アフリカ系 欧米系などすべての人々が
待合ロビーで語らう姿はまるで世界地図を手元に置いてその中で
人々が会話をしているようだ。
7階ロビーのDeperture levelにはマクドナルドや味千ラーメン、寿司レストラン他
たくさんの店が出店していたが、中国系の人々は主に味千ラーメンで
人目もはばからず特大の声で話しながら食事をしているし
寿司レンストランでは人種を問わず多くの国の人々が語らい合っていた。
今や世界食と成った我が日本の寿司が多くの国の人々に認められている
様子はやはり日本人として、ちょっと誇らいしい気持ちがする。
しかし何といってもマクドナルドに群がる人々の多さにはびっくりした
まさにハンバーガーが世界食といわれる所以であろう。
そんなフライトを待つ間の人々の様子を見ているうちに私も年甲斐もなく猛烈に
ソフトクリームを食べたくなり、思わずBen & Jerry.sに飛び込んで
バニラソフトを注文してしまった。
注文はしたものの、日本円しか手持ちがなかったので支払いを心配したが
日本円でも1000円単位で有ればOKと言う事だったので使う事にした
受け取ったお釣りは香港元で59元 したがってソフトクリームの値段は
大体400円に相当する訳になる。
食べ終わった私の表情が、おもちゃを与えられて喜んでいる子供の様に
満足顔だった事は言うまでもない。
又、この帰還の旅を通じてもうひとつ印象的だったのは、出発地日本から到着地
ダッカに着くまでに、台北や香港で一時間、バングラデシュで3時間
国によって違う時差を一日の間に経験した事だ。
複数の国をまたいでの旅は初めてだったので出発時間と到着時間との間に
生まれるこの時間差がどうしても身体で受け止められず、まるで時空の中を
旅しているような奇妙な感覚が体に残ってしまった。
そんな私の感慨も一緒に乗せて、香港島西方に落ちかかったオレンジ色に輝いた
陽光を機体一杯に受けてドラゴン航空機は一路ダッカへの時空の旅に出発したのだった。
帰国後はデニムのオーダーとサンプルの生産が完成している。
2011 11月4日 忘れられない空の旅となってしまった。
㈱わんピース プロダクトマネージャー 小山
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