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バングラデシュの特別特恵税率と日本の税関

2015年11月27日

バングラデシュでアパレルビジネスをしていていると良い事も悪い事もある。

中国生産のアパレル産業を長く経験されている方にとっては当たり前かと感じられる関税。

またそのような企業がバングラデシュ生産に移行を考えられる最大の目的は何と言っても生産コストである。

全く同じコストで生産しても、特別特恵税率が適用されるバングラデシュでは、関税分安く仕入れられるのである。

 

しかし、さすがにバングラデシュ。

中国の工場と比較しても大雑把な性格は日本の繊細な性格と進めるのは非常に難しいようである。

 

バングラデシュに進出して5年目という弊社でも、輸入書類の不備という問題が今もなお続いている。

時にはフリータイムを越えた保管料や、納期が迫ったための有税申告などを行う事もある。

 

 

先日あったデニムOEMでの有税申告も同様である。

輸入する際にGSPという原産地証明書を提出し、特別特恵税率を適用させて無税で申告するのだが、バングラデシュでGSPを取得する際、品目のHSコードという数字を間違えていた事により、有税申告となった。

お客様にデニムOEMで見積もりをする際に無税で計算しているため、自社の純利益が関税分飛んで行ってしまう。

 

日本の税関は特に小さなミスをついて、少しでも有税にしようとするため、現地の指導を完璧にする必要がある。

 

これからバングラデシュに進出する会社も特に気をつけるべき点である。

 

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