バングラデシュでの労働環境
2016年4月28日
バングラデシュの労働環境は日本と比較すると非常に悪い。
工場が従業員の給与を支払わず、未払い労働のあげくに、ストライキを工員が起こす事も珍しくもない。
だが、そのような労働環境のバングラデシュだからこそ、いわゆる良い工場には優秀なスタッフが集まってくる。
良い工場とは大きいだけではなく、給与の遅延がなく、残業代もしっかりと支払われている。
それはすぐに取り組める事ではなく、現地の工場が創業から築き上げて来たものである。
布帛工場では外注する洗い加工工場に対する支払い、Tシャツを生産する中での付属屋に対する支払い。
ニットのサンプル出荷時のクーリエ代金など、工員の給与だけではなくても、支払いをしっかりしている工場は考え方もしっかりしているので、良いスタッフが集まりやすい。
立地が悪く、工場の中は決して清潔とは言えない工場でも非常に安定した品質及び納期管理をしている工場もある。
この場合、工場を清潔に保つ事を指導すれば、非常に良い製品ができるのである。
JETOROなどで紹介されている日本語を理解出来るスタッフが存在する工場には何の競争力もないと考えている。
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