バングラデシュでの失敗事例
2016年9月18日
バングラデシュで多く発生する問題として、納期遅れと品質不良がある。
最近、同業者の社長より相談を受けた。
日本人の社員を駐在させて生産したが、OEMでお客様からOKを貰うまでにサンプルを3回作成し、
75日を要した。
その後90日納期で依頼を受けたが、90日で生産出来ずに、100日で空輸出荷。
その後、お客様から品質不良のクレームが発生し、日本で再検品。
結果50%の不良。
サンプルやり取りのクーリエコスト
納期遅れのエアーコスト
品質不良の日本での検品コスト
50%不良コスト
上記を考えると何の為に仕事しているか分からないとの事。
バングラデシュでは労働コストが安いため、多くのアパレルメーカーが進出している。
しかし、その分リスクも多くあるのが現実である。
これを弊社のようにマネージメント出来ている会社は不況のアパレル業界でも業績は好調であるが、逆にバングラデシュに進出し、失敗した事がきっかけでより業績悪化に拍車がかかり、日本の人員削減をおこなった会社もある。