バングラデシュの開発事情
2011年5月5日
バングラデシュは世界で最も貧しい国の一つで停滞している国。
というイメージを持っている日本人も少なくないかも知れない。
しかし、バングラデシュは独立以来40年間着実に経済成長を続けている。
経済開発の度合いを表す1人あたりの国民総所得は1987年で世界最下位ランクの160ドルとなっており、当時の日本の100分の1程度だったが、1975年から2002年にかけて年平均1.9%、最近数年間はアパレル産業を中心とした輸出や海外で稼ぎ労働者からの送金などから年5%以上の成長を見せている。
現在では多くの外資系の企業がビジネスとしてバングラデシュに進出しており、2008年にはバングラデシュ国民の一人あたりの国民総所得は520ドルとなり、日本の73分の1と大きく成長している。
現在ではアフリカなどの約20カ国よりも上位にランク付けされている。
また、南アジアの諸国とバングラデシュの経済状況を比較すると、インドやスリランカ、パキスタンよりバングラデシュの方が貧しく、ネパールやミャンマーよりバングラデシュの方が豊かである。
経済成長の懸念としてバングラデシュ国内の貧困問題がある。
経済成長により、更なるバングラデシュ国民の貧富の差が拡大していくことが考えられる。
経済成長と共に町は着実に開発されてきているが、1日所得が1.25ドル以下で暮らす人達は2005年で総人口の約半数とも言われているため、まだまだ軽視することは出来ない。
私も含め、海外企業のバングラデシュへのビジネスによる進出がバングラデシュを豊かにすることが出来るのであろう。
バングラデシュとビジネスすることで少なからずバングラデシュのためになりたい。
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