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バングラデシュ 旅立ち

2011年8月10日

今日8月10日の早朝0:30分にわが社㈱わんピースの社長に随行してバングラデシュに

旅立つ事に成った。

目的は当社のバングラデシュでのデニム製品の生産管理と品質管理に従事する為である。

タイバンコク経由で現地入りする訳だが、今までに何十回も渡航している社長とは違い、バングラデシュビギナーの私に取っては、見るもの聞くものすべてが、初めての体験である。

外国での経験と言えば、ビジネスで韓国や中国などの東アジア行きは有っても、バングラデシュは人生で初めての経験で有る。

タイバンコクでの長い乗り換え時間を終え、いよいよバングラデシュ ダッカに向けて

出発した時は、今から待ち受けているであろう異国の地への憧れと不安で胸いっぱいに膨らませて機内の窓側に座り込んだ。

バングラデシュ現地時間12時近くになると、いよいよ私達のTG321は機体をベンガル湾そいに広がる広大なデルタ地帯に向けて下降を始めた。

窓から下を見下ろすと翼の向こうには海と島と川と沼が、混然と入り混じった状態で、延々と続いていた。

案内書にいわく、《世界最大のデルタから生まれたベンガルの国》にふさわしく、デルタ以外は何も見えない程、想像をはるかに超えたデルタ地帯が広がっていた。

バングラデシュダッカ空港に降り立った後も、滑走路のいたるところに池か川の様な水溜りが出来ている。

かつて中国上海紅橋空港に降り立ち、大都会では有るが、そのあまりに自然の潤いの無さとは、まさに正反対の印象を受けた。

ターミナルポートに横付けされているプロペラ機や見るからにロートル然としたジェット機や

空港内の雑然とした様子でタイバンコク空港との歴然とした落差を感じたが、同時に

何故か、この国の人々はきっと水と緑と大自然との付き合いに秀でたものを持っているのでは?

もしかするとその部分はこの国の人々の国民性と深く関わっているのでは?などと思わせるものを感じた。

社長の連絡で空港に迎えに来てくれた、ゴビンド青年の人懐っこくて、見るからに純朴そうな笑顔を讃えた彼を見つけた時に、その思いは確信と成った。

迎えの車は一路この国バングラデシュの首都であるダッカの市内に向けて走り出したが

正に超級の渋滞の中をすり抜けて走っている車の中で社長から色々とバングラデシュの事、この地でのビジネスの将来性など色々な情報をレクチャされながら、この地で生活を続けていく限りは、ダッカ空港で感じた思いを大切にしてバングラデシュの人々と接していきたいと心に誓った。

 

㈱わんピース

プロダクトマネージャー

小山  司

 

 

 

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