バングラデシュ 協力工場 oneハンドレッドアナリシス2
今日8月22日は、朝から隣町へ電動リキシャに3人乗りで移動した。
当社㈱わんピースが9月末に行う予定のデニム製品展示会のサンプル依頼の為に
隣町の協力工場を訪問する為である。
電動リキシャの燃料はガスなので、強烈な匂いにむせながら
移動する内に、途中から突然のスコールに見舞われた。
直径5ミリ程も有ろうかと思われるほどの大粒の雨に直撃され、車や物売りや物乞いやリキシャがまるで蜂の子を散らすようにおおわらわで雨支度(と言ってもナイロンでカバーをするだけ)をしながら路を急ぐ様子が、実に活気を帯びてこの国バングラデシュの生活の一端に触れた様な気がした。
リキシャは窓無しのオープンカーなので、でこぼこ道の土埃をまともに受けながらも
路行く人々を観察すると、シルバー世代とは言え、どうしてもその目はこの街の女性に向ってしまう。まさに男のサガですな!
この街の女性は、当然ほぼ全員がイスラム教の習慣に従い、ブルカと言われる全身を包み込む衣装を身に着けている。ただ良く見ると、ブルカの中にも色々なバリエーションが有り、一般に顔を含めた全身を隠す本来の名称であるブルカと、目だけを見せるニカーブと言われる衣装や、チャドルと言われ顔だけ出してその他を隠す衣装、チャドルだけど頭と顔全体をオープンにした人々など様々のようだ。
そこで私は一体このダッカの女性はどれくらいイスラムの風習に忠実に従って過ごしているのだろう?と言う視点で、行き交う街で調査をしてみた。子供は基本的にブルカを着用していないので、15歳以上が対象だ。
①正式チャドル(顔だけオープン) 50名
②変形チャドル(頭髪、顔オープン) 40名
③ニカーブ(目のみオープン) 10名
但し今回調査した時には見なかったが、このバングラデシュに入国して以来10日間で、わずか2名だけ完全に全身を覆っている衣装で街中を歩いている姿を見かけ驚いてしまった。
ちなみにこの100名の女性達はほぼ99%の人が化粧をしない、素顔だった。
今までに、わずか1名口紅をした人、1名化粧をした人を見かけたくらいだ。
イスラム圏の女性にも確実に現代的な生活様式が定着しつつあり、ファッションへの興味も着実に増しているように感じた。
女性のデニムジーンズを取り扱う当社わんピースの一員としては、早くバングラデシュの女性達が、デニムで身を包み込む時代が訪れる事を願うばかりである。
㈱わんピース
プロダックトマネージャー 小山
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