バングラデシュ レザー事業
ここ何日か前私は当社㈱わんピースが仲介をして仕入れを行うレザーパンツの出荷前検査の為にレザー産業が集積するオールドダッカ地域の某工場に出向いた。
聞くところによると、バングラデシュの皮産業は同国の輸出品目代4位の規模だそうで有る
ちなみにバングラデシュの輸出品目の筆頭はなんと言ってもアパレル(繊維製品)。
そのアパレル(布帛、ニット、デニム等)についで二位がジュート(黄麻)、紅茶 三位がエビなど魚介類、四位が皮革製品と成っているそうだ。
アパレル産業は最近は中国から猛烈な勢いで繊維製品の生産移管が起きている。
皮製品にしても主要生産国のパキスタンからの移管がすでに始まっているそうだ。
そんな中、わが社もパキスタンで製造依託をしているレザーパンツをここバングラデシュで
生産出来ないか?と言う顧客からの依頼で今回、当地のレザー専門業者を中に入れて
生産委託を行った。発注した一部を出荷するので出荷前検査を
してほしいと言う現地工場からの依頼を受けて16日に検品を行った。
結果は皮そのものの質感も良好、縫製やサイズ規格もキチンを守られていて
レザー製品に詳しくない小職でも、合格関心する事しきりだった。
工場オフィスでもともとのパキスタン製オリジナルと今回バングラデシュでの製品を
見比べて見てわが国の製品が優れていると力説されたが、バイヤーの一員として
客観的な見方をもってしても、確かにバングラ製の方が出来ばえが良かった。
しかも関心したのは、サンプルから実生産に到までのプロセスに置いて、当工場あるいは
中間に入ってもらっている専門業者の対応とレスポンスが詳細にいたるまで
行き届いていた事である。
その他の繊維製品とは違い高価な素材を扱っていると言う意識が常に徹底しているのであろうと思うが、わが社が今後メインで取り扱っていくデニム製品においても協力工場の育成は是非こうあるべきだ!…と考えさせらるひと時だった。
㈱わんピース プロダクションマネージャー 小山
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