バングラデシュ ホームアローン生活1
今日9月17日は休みをとったので、午前中はアパートでゆっくり過ごした。
そして午後からはかねてからの念願の2つの内の一つである、アパートから市内中心部よりに有る当地でも有名なコンピューターデパートに出かけた。
朝降っていた雨も止んでいたので、歩いていく事にした.
付近のマーケットを横目にしながら歩く事、約40分ようやくそのデパートに到着した。
入り口ではボディーチェックを受けて中に入ってみると、建て物の構成がスクウェアー形式になっており、吹き抜けのフロアーを見上げると4階から一階までの、右サイドにはノートン、左サイドには富士通の垂れ幕がひときわ目立っていた。
コンピユーターの種類はアメリカのデル、HP、韓国のサムスン、台湾のエイサー、日本のソニーと富士通が所狭しと並んでいた。
実は今日私が見たかったのはコンピューターではない。仕事上かなり不便を感じている
印刷業務の効率化の為に自社で使うプリンターを探したかったのだ。
プリンターの方も何社か出店していたが、なんと言っても一番目立っていたのは
キャノンだろう。 早速値段を確認するとpixma MP-276と言う機種で
6000TKだと言う。おそらくディスカウントを要求すれば5700TKくらいには
成るのではないだろうか!?この機種はキャノンの外国仕様の機種で調べてみたら
定価$99だった。
日本での同機種の想定価格をもしつけるとすると約10000円程と思われるので
4割程度安くなる事に成る。インクジェットの方はと言うとブラックで約1000TK
3色カラーSETで1450TK、プリンター本体と比べると結構高いように思われる。
ランニングコストに問題が出そうだ。
とりあえずは資料を集めて次の目的であるわが町の街の端に有る消防署を
訪ねる事にした。
リキシャで行くかCHG(ガス燃料の大き目の三輪車)で行くかバスで行くか?
瞬間迷ったが、ちょうどその時にボロボロでは有るけど、比較的に空いていそうな
隙間が見えたので(普段のバスはほぼ満員ですし詰め状態である)、え~いままよ
とロースピードのバスに飛び乗って見た。
この国に入国して以来、一人でバスに乗るのは始めての経験である。
この地のバスは集金も兼ねた車掌と客呼び込みのボーイと運転手がSETに成って
運行されているらしい
車掌が話すベンガル語を分かりかねている私を見て、客の男性の一人が英語で金額を
教えてくれた。私はお礼も込めて自分が仕事で来ている事や住んでいる地名のやり取りをしたのだが、彼も笑顔でうなずいてくれた。びっくりしたのは、その彼が降りた後、バスが私のアパートの近くまで来た時に、全く面識の無い一人の男性が私の肩を軽くたたいて
ここがアパートの有る所ですよと言わんばかりに、地名を連呼して教えてくれた事だ。
今日の私は、アパートより更に先の繁華街に有る消防署を尋ねる予定だったので
軽く会釈をして御礼を言った。仕事面では苦労しているが、やはりバングラデシュの人たちは圧倒的にやさしく、人懐っこく、親切である。
日常的な交通渋滞、ぎゅうぎゅう詰めのバスなどバングラデシュの交通事情は本当に庶民の足を引っ張っているが、そんな中でもここにクラス人々はたくましく、そして明るく生きている。きっとこれからのバングラデシュの経済発展を底辺で支えるのは、こんな人たちなんだろう。
㈱わんピース プロダクトマネージャー 小山
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